ドラマ『トレース』を観ました。
放送第1回目は、船越さんの演技が、演出上だろうけれど、濃すぎて、おもいっきり浮いてて、なぜ?と思っていましたが、なんやかんや、見逃し配信などでも続けて観て、(1回目の放送後のツイッターが私と同意見の方が多く見受けられ、それを反映されたのか)船越さんの演技も落ち着き、私も落ち着いて見ることができました。後半になりぐっと面白くなってきました。
そして最終回。
ここからはネタバレになりますので、読まれたくない方は、ほかの記事でも読んでいただけると嬉しいです。
ドラマ『トレース』最終回 ざっくりあらすじ
錦戸くん演じる科捜研の男、真野さん・・・まず真野さんは、武蔵野一家殺人事件で唯一生き残った子供(源)である。真野は、真相を知るため、事件に関する事を調べている。
武蔵野一家惨殺事件の犯人は、真野のお兄さんをいじめていた、食品会社経営の袴田吉彦さん演じる佐保かと思いきや・・・あっけなく死んでしまい・・・しかも、お姉さんが妊娠していた赤ちゃんの父親は佐保でもなく・・・
武蔵野一家殺人事件の証拠品である軍手のDNAとお姉さんの胎児の繊毛のDNAとが一致する。殺人事件の犯人が、お姉さんのお腹の親である可能性が高くなる。
・・・お姉さんの交友関係を調べていると・・・なんとそこに現刑事部長の壇(千原ジュニアさん)が急浮上。
武蔵野一家殺人事件25年前、壇の父親は警視総監だった。事件を握りつぶしたのは、壇の父親かもしれない。しかも壇は、刑事部長。事件を握りつぶされるのがおち。
・・・お姉さんは、壇にレイプでもされたの?と思っているところへ、壇自ら科捜研へやってくる。そしてDNA鑑定の唾液をとるキッドを自ら擦り付ける。口から血が出るまで擦り付ける。(いや〜この演技怖かったですね。)
そして、DNA鑑定の結果、お姉さんのお腹の子の父親じゃないことが、判明。
もしやお兄さんの担任の萩原聖人さん演じる早川?(ちらほら、都合よく現れて居たし)
真野さんと早川が話す時、早川には伝えていない妊娠3ヶ月ということも知っていた事で、その疑いも確信へ。怪しい。・・・ストローをDNA鑑定・・・父親決定。
じゃ、早川が、一家殺人事件の犯人?
早川を探すが、居なくなる。早川が書き残した遺書と思われるメモから科捜研のペンで書かれたことが判明する。
そして、真野さんと壇が居なくなり・・・
2人は、廃墟になった映画館へ。
ノンナ(新木優子さん)と虎丸(船越英一郎さん)がこの場所へたどり着く経緯ははしょります。
映画館での壇の話
千原ジュニアさんの演技がすごかったです。怖かったです。
サイコパスでした。
新妻、佐保を事件に見せかけて早川に殺させたのも壇だった。
武蔵野一家殺人事件の犯人も早川だが、この事件を親に頼んで隠蔽してもらったのをネタに、新妻、佐保を殺させたのだ。
では、何故こうなってしまったのか・・・
壇の話がさっぱり理解できません。サイコパスです。
たまたま同じ映画館に
「アーチェリーの大会の出場者を見かけた。その中心で笑っている義一を見かけたときから、なぜか頭から離れなくなった。寝ても覚めても義一(真野のお兄さん)のことばかり考えてしまう。あの笑顔を踏みにじってやりたい、苦痛に歪む顔が見て見たい。これは今まで味わったことがない強烈な衝動だった。・・・やっぱりあの笑顔を見ると胸が締め付けられて苦しくなった。そして強烈な衝動を抑えきれなくなった」
そこへ、たまたま通りかかった学生たちのうわさ話から、自販機のお金を盗んで停学になりそうな事をした2人、新妻、佐保の存在を知る。
それが、この事件のきっかけ。わけわからないです。
半分、一目惚れなのに、笑顔を踏みにじりたいって・・・
ゲームセンターで遊ぶ2人に、
「うちの親に事件を握りつぶしてもらう代わりに、お兄さんをいじめてくれ。」と交換条件を出す。
もうわけわからないです。
楽しそうに笑っているのが気に入らないって。何?
憧れ?やっかみ、恨み?
壇はそういう人になりたかったのでしょうか?
もう本当にわけわからないです。
お姉さんもショックだよ。
そして、もっとショッキングだったのが、
お姉さん!
なんとレイプじゃなかった。
妊娠を知った途端、不倫相手の早川が冷たくなったので、
なんと、
お兄さんをいじめていた壇に先生をいじめてくれるようにお願いする。
(映像も残っている)
お姉さん。こんなお願いしなければ、一家殺害事件なかったかもよ。なのです。
嘘だ!嘘だ!(真野、涙)
涙を流す顔を眺める壇演じる千原ジュニアさんの表情が怖かった〜。
早川は、追い詰められ、壇の言いなりに、一家を殺害してしまう。
お兄さんは、いじめにも屈せず不登校ながら大学を受験できるよう勉強して居たのに。
お兄さんは、壇に「自殺しないと、弟を殺す。」と言われる。
お兄さんは、弟、真野を守るために死んだのだ。
自殺に見せかけ、言いなりになっている新妻と佐保に殺させます。
なんなんでしょう。この虚しさ。
サイコパスな千原ジュニアさんの演技が凄かったです。
真野さんは、涙をボロボロ。
ナイフで壇を刺しそうになります。壇、ひるむことなく、拳銃を真野に渡し、俺を撃てと挑発する。
壇は、「俺は、誰も殺していない。」と言います。
確かに殺してないけれど、全てを操っていたのは壇。
怖いよ〜怖すぎる。
真野は、拳銃を撃つことを踏みとどまる。
真野の前を立ち去ろうとする壇を
早川がやってきて刺します。何度も何度も刺します。
早川が自殺をしようと自分にナイフを向けます。
早川が持っているナイフを真野は取り上げます。
真野さん(錦戸亮くん)
「俺は、前に進みたいんだ。その為に真実を探してきたんだ。俺は、お前らみたいには、絶対ならない。お前らとは違うんだよ!」
「救急車を呼んでください。」と
真野は壇を助けます。
壇は、意識不明の重体。
後味の悪い事件の真相。
番組の最後の最後、壇は目覚めないのかと思ったら、目を開きます。
あ〜怖い怖い。
最終回は、千原ジュニアさんの演技が上手くてものすごく怖かった!と
いう強烈な印象が残りました。
サイコパスの心理はわからなくていいや。
番組が終わった後、
明るく笑うお兄さんが、気に入らないから、その笑顔を踏みにじってやりたい。
という心理がわからず、しばらく、羨ましかったの?壇はお兄さんに恋してしまったの?などと考えて見ましたが、
苦痛に歪む顔が見たかったのですから・・・
やはりわかりません。
いや、わからなくて良いのでしょう。
わからない方が良いのでしょう。
そっち側の人間にならないでね。
このドラマほどサイコパスじゃなくても、
人が上手くいっていること、幸せそうに笑っていることを
その人が努力して手に入れたものを
恨んだり妬んだりする人、いるみたいですね。
人を陥れるとか、足を引っ張るとか、与えられた人生の時間が勿体無いので、
ここを読まれた方には、そんな人には、ならないでいただきたいと思うのです。
私も、そんな人間にはなりたくないです。
誰かが羨ましかったら、あなたの中にある秀でたものを磨けば良いと思うのです。
この辺書き出すと長くなりそうなので、今日はこの辺で。
この記事、私の中のモヤモヤをスッキリしたかったので書いていたら深夜になってしまいました。お肌に悪いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また!