スーパーの屋上に停めた車に乗る前に、空を眺めた。
夏と秋の雲が同居したきれいな空だった。
地上にも駐車できるのに、好んで屋上に車を停めるのは、
辺り一帯の景色と空が建物に遮られず見えるからだ。
エンジンをかける。ラジオから賑やかなDJの声が聞こえる。
たまには違うFM局を聴いてみるか、と地元FMに切り替えてみた。
あれ?この曲…
初めて聴く男女のデュオが、
私が大好きだったアーティストの曲をカバーして歌っている。
あっという間にあの頃の私に引き戻される。
空を眺めながら曲を聴いた。
私が大好きだったきみはもういないし、
きみを大好きだった私もいない。
同じ人だけれど、
きみも変わった。
私も変わった。
ただただ一生懸命に生きていた。
泣いたり笑ったりしながら生きていた。
同じ時代に生きていた。
あの頃は、
「どうしようもない毎日だ」
と思っていた日々も
今思えばキラキラと眩しい日々だ。
懐かしいけれど戻れない日々だ。
同じ曲だけれど、違う曲。
鼻の奥がツンとなる。
その曲の曲紹介がさらりと終わった。
さて、現在の私に戻ろう。
***
私がブログを書く理由は、
何気ない日常を残しておきたいのかもしれない。
ふと読み返した時に
たいした事ないと思っていたけれど
まんざらでもない日々だったと
思いたいのかもしれない。
明日の私は、今日の私と違うのだ。
同じように思えても。
追伸:今日は画像もなく、いつもと違うトーンで書いてみました。日記風?
更新滞っています。笑
みなさま、おげんきで!